アラキドン酸は健康維持に必要なオメガ6系脂肪酸の一つです。 オメガ6系脂肪酸とは脂質を構成する脂肪酸で、常温で固まりにくい、サラサラしているという性質を持っている不飽和脂肪酸。 アラキドン酸はDHAやEPAと並んで、しっかりと補うことが健康においてとても重要な脂肪酸の一つなのです。 オメガ6系脂肪酸は脳や血液、皮膚など人間の体のいたる所に存在している成分です。 オメガ6系脂肪酸の中でもアラキドン酸とDHAは、脳のリン脂質に多く含まれています。 また、オメガ6系脂肪酸は乳児の脳の発育や体の発達に欠かせない脂肪酸。 母乳の中に多く存在する成分です。 アラキドン酸は脳内の学習能力や記憶に関する能力を司る海馬に多く含まれています。 海馬に含まれるアラキドン酸は60歳代を過ぎる頃から、減少し始めると言われています。 アラキドン酸は海馬の働きを向上させる成分として、その働きが期待されている成分です。 誰もが年を重ねると、脳の働きが衰えてきます。 脳の働きの衰えを予防してくれるのがアラキドン酸です。 さらに、生体調節ホルモンの材料となるアラキドン酸は、血圧をコントロールする作用があり、高血圧を予防する働きがあると言われています。 また、コレステロールを下げる働きもあると言われています。